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色鉛筆と廻る日々

色鉛筆画とその時かきたい事をかいていくよ

いい医者の見分け方:本当にその医者に手術してもらって大丈夫?

主治医、適当に選んでませんか

 私は子供を産む前まで外科病棟で看護師として働いていました。そこで驚いた事は、主治医を決めるときにフィーリングや医者の雰囲気とかで決める人が結構いるということです。

驚いてしまった「患者さんが主治医を選んだ理由」

・対応が優しかったから
・予約が取りやすかったから
・女医だから
・いい人そうだから
・なんとなく

 人柄や対応も医者を選ぶときに大事な条件かもしれませんが、外科は手術をする部署なので手術のスキルが一番重要だと私は思います。

 いい人=手術が上手い人ではないからです。

 自分の身体をメスで切る、命を預ける事になる相手をそんな理由で決めていいの?と思っていました。
 何故なら、そんな理由で選ばれた医者の多くは、外科病棟で働いているスタッフからこの人に手術されるのは嫌だと思われている人達だったからです。
 誰がいい医者で誰に診てもらったらいいのか、誰がヤバい医者なのか、その病院で働いている人は知っています。でも、その情報は外部に漏らすことが出来ないものです。

どうやって見分ければいいのか

手術件数

 車の運転と同じで手術も経験が多い人ほど上手です。ホームページに年間手術件数等の情報を載せている病院も増えてきてますね。ただ、そういう所に載っている情報はその病院で行われた手術件数をまとめたものなので、どの医者が何件手術しているのか、というところまではわからない事が多いです。
 私が働いていた病棟では手術が出来る医者が10人いましたが、1週間に1回以上手術していたのは6人(その内の3人は週3回以上手術していました)、あとの4人は1~2ヶ月に1回位でした。
 これで手術の経験件数がそれぞれ違うという事はわかって頂けるのではないかと思います。私が手術をしてほしいと思ったのは、手術件数の多い3人の内の2人です。何故、3人ではなく2人なのかは次で説明したいと思います。

医者の年齢

 週3回以上手術していた医者の年齢です。
①A先生 50代 (手術受けたい)
②B先生 40代 (手術受けたい)
③C先生 60代 (絶対受けたくない)
 
 何故受けたくないのか、それは医者の年齢にあります。老眼、手の震えという老化現象が始まっているからです。
 
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 手術室で働いている友人から言われるんですよ。
 「C先生、今日もメスを持つ手が震えてた。」

 自分の身体の大事な臓器や神経や血管に誤って触れるだけで傷つける可能性のあるメスを持つ手が震えているんです。想像するだけで怖いですし、実際に何回か危ない瞬間があったそうです。
 今のところ、医者は何歳を過ぎたら手術をしてはいけない、という決まりはありません。引退年齢は医者の判断に委ねられているそうです。
 同じような問題で、高齢者ドライバーの事故が増えてニュース等で取り上げられています。免許証を返納する人も増えていますね。
 私は、医者もある程度の年齢を超えたら手術出来なくなるように決まりを作った方がいいと思っています。周囲から運転を辞めてほしいと思われている人ほど「自分は大丈夫だから」と運転する事を辞めないように、「もう手術をしないでほしい」と思われている医者もなかなか辞めてくれないからです。
 手術は儲かるので大きな事故が起こらない限りは、病院側も医者には強く言えないんですね。被害を被るのは患者さんなのに。
 そんな医者に引っかからないようにするには患者自身が医者を見極める眼を持つしかない、と思います。

A先生とB先生の共通点

 私がこの先生だったら手術を受けたいと思った2人の共通点を書いていきます。
①合理的な性格。優しそうには見えない。
②ズバズバ言うのできつい性格に思われるが、質問するとちゃんと答えてくれる。
③説明がわかりやすい。
④手術創(縫合された傷)が出来るだけきれいに治るように処置してくれる。
⑤自分の技術に自信がある。
⑥急変が起きても慌てずに冷静な対応をとれる(パニックになる医者もいるんですよ)。
 
 優しそうに見える人=いい医者というわけではないということがわかりますね。この2人は患者さんの人気も高かったんですが、話し方や対応がきついので「怖い」「私には合わない」と患者さんから嫌がられて主治医を変更されることもありました。
 個人的には手術創がきれいに治るように処置してくれるところや、質問にわかりやすく答えてくれるところは優しいな、と思います。

いい医者を見極めるコツは質問すること!

 医者に質問してください。言いにくいかもしれませんが自分の命を守るためです。ただ質問の内容に気をつけてくださいね。
「先生はいい医者ですか?」
「先生は手術が上手いですか?」
 これで「はい。」と言われても何の意味もありません。根拠のない本人の主観だからです。

具体的な数字を聞こう

「先生は1週間に何回手術しますか?」
「この手術を今まで何回経験していますか?」
「この手術を受けることで起こりやすい後遺症や合併症はなんですか?」
「先生が今まで経験した手術の中で後遺症や合併症が起きたことは何回ありますか?」

 これを聞かれて怒るような医者は、主治医にしない方がいいと思います。手術の腕に自信があるなら怒る内容ではないですし、医者との信頼関係を築く上で必要な情報だと思います。
 
 あなたが手術をしてもらいたいのはどんな医者ですか?

 私は信頼できる人がいいです。