色鉛筆と廻る日々

色鉛筆画とその時かきたい事をかいていくよ

帰省シーズンに思うこと:その帰省、本当に喜ばれていますか?

 帰省シーズン真っ只中ですね。我が家は年末の混雑を避けるために先週末から義実家に帰省して火曜日あたりに戻ってきました。その後大掃除に突入したのでブログも絵もかく時間もなく、大晦日の今ようやく記事を書く事ができました。冬休みは本当に忙しいですね。
 一般的にお盆や年末は帰省して家族で過ごすという人が多いと思います。子供が出て行って寂しい思いをしている親の元へ家族を連れて帰ってゆっくり過ごす、そういうのが親孝行だと思っていましたし、そう思っている人が多いのではないでしょうか。

「毎年孫を連れて帰って来てくれたけど、嬉しいと思ったこと無かった。」

 ショックな言葉ですよね。これは母方の祖母が亡くなる数日前に母に言った言葉です。
 母は3人姉弟の真ん中で1人だけ県外に出ました。父の仕事の関係上転勤が多かったのですが、どこに引っ越したとしても母は毎年夏休みになると私を含めた4人の子供を連れて実家に帰省していました。
 そこには、「孫を会わせてあげたい」とか「せっかくの夏休みだから子供達を旅行に連れて行ってあげたい」とか「毎日4人の子育てで疲れているから休みたい」など色々な理由があったのだと思います。でも1番の理由は母親としての役割を捨てて娘という立場に戻りたかったのではないか、と思います。

祖母が嫌がった理由

 ①滞在期間が長かった
 ②家事が得意ではないのに7人分の食事を準備するのが辛かった
 ③私達の世話をしなければいけないので趣味の活動も出来ず友達と遊べなかった

 全ては①の滞在期間が長かった事が原因だと思います。②も③も滞在期間が短ければ、そこまで思わないと思うのです。
 この記事を読んでくれている皆さんは長いと思うでしょうか、それぐらい我慢できないの?と思うでしょうか。

 滞在期間は10日~2週間です。私が同じ立場だったら嫌です。2泊3日位だったら我慢しますが、2週間も絵を描けない状況が続くとおかしくなると思います。

何が悪かったのか

 最近よく思うのが、親子関係も人間関係と同じ、コミュニケーションスキルが重要だということです。相手をよく知り理解して思いやりを持つというのが良好な関係を保つ鍵だと思います。
 今回の事を招いた原因は母にあると思います。母が祖母のことを理解して思いやることが出来れば、滞在期間を短くしたり、「ご飯は気にしなくていいから遊びに行ってきて。」等と配慮する事で祖母のストレスを軽減することが出来たはずです。
 又、祖母も「遊びに行きたいからご飯自分で作ってね。」「お世話するの大変だからもう少し滞在期間を短くしてね。」と言えたらよかったのかな、と思います。
 ただ祖母も「せっかく帰ってきてくれたし、たった2週間だから」と我慢していたのでしょう。でも、ずっと心の中でモヤモヤしていたんだと思います。
 今まで喜んでもらえると思ってやっていたことを否定された母は悲しかっただろうな、と思います。

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祖母が本当に言いたかったこと

 この話は続きがあります。
「でも、孫が私の趣味に興味を持ってくれて教えることが出来て、初めて帰ってきてくれて嬉しいと思った。ありがとう。」
 そう言って祖母は涙を流したそうです。亡くなる前にどうしても伝えたかったのだと思います。
 ご飯を作るだけのおばあちゃんではなく、1つの技術を教える先生として必要とされた事が嬉しかったそうです。
 お盆や年末、帰省シーズンになるといつも祖母の言葉を思い出します。そして、帰省すると食事を作ってくれたり世話してくれる事が決して当たり前ではない、それが義母や母の優しさなのだと自分に言い聞かせるようにしています。